チャーリーのほほんブログ

ブロガリからお引越、ぼちぼち、やってます。&チャーリー高橋ですがワタクシ女性です、男性のチャーリー高橋さんではありません。

もしかしたら…

昨日はボケ叔父さんの介護認定が決定したことで
これからどういうサービスを受け決めていくに当たり
ケアマネージャーさんをどうするか
という話し合いをするため叔父の家に行って来た。
既にボケ叔父さんの奥さんトコの弟さん夫婦が朝から来ており
毎度の事有り難いなぁと思うのだが
叔父さんチの大掃除をしてくれていて
裏庭にある物置の中をキレイさっぱり出して
捨てて貰った模様。
大型ゴミをトラックで取りに来て貰ったようだった(涙)
そう、なんでもかんでも何処かに詰め込んでおけばいいやって事で
あちこちが物で溢れてゴミ屋敷になっていたんだね~
「これで2階にあるものを物置に入れておけばいい」って弟さんは言ってたのだが
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
正直、2階にあるものも捨てた方がいいんじゃないのか?

というような疑問が。

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とりあえず

そもそも2階を見たことがないのでどういったことになっているのやら

そう思ってたら弟さんの奥さんが

「2階見てみます?」と言われたので

「はい」と大きくお返事。

怖いもの見たさ?というかまぁ想像はつくのだが

想像通りとゆうか・・・・・・・・
なんといいましょうか
すてきな空間に(涙)

段ボールに無造作に入れられた服の山!
破れた障子、凹む床板
危険です!!!

弟さん夫婦が2階を片付けて1階にあるタンス類を2階に上げようと言っておられたが
床が抜けて大変なことになってしまわないかが心配に。
とにかく片付けて先に2階床を直してもらうべきなのかも

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それにしても

薬を配達しなくてよくなってから1週間。
久し振りに会ったボケ叔父さんは無表情でしかも足の衰えっぷりがひどく
ジッと立っていられない状態になっていた!

隣の家のおばさんに偶然家の前でお会いできたのだが

「最近はすっかり静かになってて
 表にも出ないみたいですよ」との事。

引きこもっている状態が続いているよう
今週の水曜日、私が病院への診察に連れて行き
神経科のお医者さんから最近の状況を聞かれたのだが
薬の事はヘルパーさんにお願いできるようになってから
今日久し振りに会ったので判らないのだが
足がどうも変で、ジッと立っていられないことを説明すると
夜に飲む精神安定剤のせいかも知れないということで
薬の量を半量にしてもらう事になり
錠剤では半量にできないので粉末のお薬に変えて貰った

しかし相変わらず風呂に入るのは3,4日に1回らしく
病院から戻ると早速我が家で風呂に入らせ食事させて
絵の先生の所に折り紙を習いに行かせようと思ってたら
勝手に自分の家に帰ってて
すっかり忘れてた様子(涙)

しかも先週行ったところなのに
場所が判らないらしい(涙)

もう一度我が家まで来させ
自転車で行こうと走りだし
後ろについて来ている筈のであろうボケ叔父さんを振りかえると
ボケ叔父さんが見当たらない!!!

少し戻って見てみると
自転車に乗れなくなっている・・・・・・・・?!
バランスが取れないんだか何だか?
あっという間にコロりんと倒れこんでいる!
何処がどう、おかしいんだかわからない!

どうなったん?と聞くと

「ころげたんや」と一言

ええ、見てたからわかるけど(涙)
何処がどうなったんやって聞いてるんやけど
それすらわからない

それからすぐ自転車には乗れたのだが
乗ってる姿を横で観察してみると
上半身が後ろにのけ反った形で乗っていらっしゃる・・・・・・・
どうゆうこと?!
腹筋も落ちてるって事?

謎が深まる・・・。

やっとこさ先生の所に着いたかと思えば
先生が居る教室のやってる家を通り過ぎる始末。

すっかり忘れているんだ、
ひどくなってない?頭の中???

先週も自転車の置き方を教えたはずなのだが
すっぽり抜け落ちてて「こうして置くんだよ」と教え直す。

教室に着くなり先生から知り合いのお母さんが亡くなったことを知らされ
その話を二人で話し続けている間
挨拶だけして叔父さんは黙って座っていたので何だか心配である。

先生の話を一通り聞いてから
叔父さんを置いて家に戻り
ウチの家の2階に住む伯母に早速相談。

「なんか1週間前よりひどくなってなかった?」
「どうもおかしいよな」

二人とも同意見で
どうしていいのやらわからん状況。

1時間後教室に戻って叔父さんを迎えに行くと
先生から言われた一言で謎が解けた

「太腿の筋肉に力が無くなっているんじゃない?」

ああ、そういえば。

1週間ほとんど引きこもってテレビ鑑賞に耽ってたボケ叔父さん

座ったままずっと暮らしていたようで
足が弱ってたんだな
先生にスクワットをすることを勧められ
その場でやってみた叔父さんだが
帰ってお家で毎日やってみるかどうかは疑問(涙)
そんなこんながあって
昨日の場面に戻るが
弟さんからの発案で
叔父さんの毎日のスケジュールを決める事に。
お昼からは夫婦二人で2階のお片付け
とにかく次に弟さんが来るまでに指定しておいた場所にある2階の物を
空いた物置に運んでおく事を決め
朝は我が家に歩いてやって来て
1階工場にあるルームマーチ(サイクル運動が出来る道具)で30分運動する事
約束させたはずなのだが・・・・・・・・・・・・・・・・

来ない・・・・・・・・・・・・・・

弟さんに電話して
ウチに何時頃に来るようにスケジュールさせたんですか?と聞いたところ
10時半から11時までに行くようにと言ったんですがと言うので
待っていたのだが
待てど暮らせど来ない・・・・・・・・・・・。

しびれを切らしてボケ叔父さんに電話してみると

「あ・・・・・・・・・・
 それが(田舎の)友達から電話があって」

ホンマなんかどうなんだか。

「旧歌舞伎座の所で11時にって」

もう11時過ぎてるやん!

「どう返事したん?行くって言うたんか?」

「どうとも言ってなかったけど」

11時に約束したんやから、もうおらんで…

「今から(我が家に)トレーニングに行くわ」

そんなたいそうなもんか(涙)
小難しいことは言いたがるヘンなボケっぷり
ホンマ、もともと変わった人なのだが・・・・・・・・・・・困ります。

またしても酷いアンモニア臭・・・・・・・・・・・・

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またまた昨日の場面に戻るのだが

突然、ボケ叔父さんの奥さんが笑いながら

「変な話なんやけどな
 おしっこ臭いって言うたのに(叔父さんが)そのままでおんねん」

笑いごとではないのだが
この人にとっては可笑しいことなのか?
ふと思い出したことが。

親父は10人兄弟なのだが
上から3番目の伯母が知的障害者
しかしながらこの伯母は祖母ちゃんがしっかり家事を出来るよう育ててくれたため
結婚こそはしなかったが100歳近い年齢で亡くなった祖母ちゃんを
最後まで看取ってくれた伯母で
子供の頃田舎に帰るとその伯母が迎えてくれ
いつも御飯を作ってくれ
洗濯から掃除からお世話になり
幼い我々孫たちはその伯母が大好きで
伯母に会えるのが楽しみだったくらい
親しみを込めて
伯母ちゃんとは呼ばず名前の妙子さんから
「妙ちゃん」とみんなが呼んでいた

その伯母が
いよいよ祖母ちゃんがお迎え近くなった頃
しっかりしていた祖母ちゃんなのだが
亡くなる1年ほど前だったか歩けなくなってから
ボケが始まって
おかしな事を言うようになったのだが
伯母は祖母ちゃんがボケたことが理解出来なかったのだ

「変なことを言うんじゃが」
(「変なことを言うんだけど」の意:by広島県呉市倉橋町・室尾弁)

ボケているからわからなくなってアレコレ言う祖母ちゃんを
怒り倒していたのだ
妙ちゃんってば。
ボケてるからそういうこと言うんだよと言っても
理解できなかったんだわ妙ちゃん。

それと似ている・・・・・・・・・・

ボケ叔父さんはもともとボケた事ばかりを言う人だったので
もともとのボケっぷりと
今のアルツハイマー的なボケと
その違いが理解できていないようなのだ。

ボケてるってもともとコレやん

って具合で思っているんじゃないかなボケ叔父さんの奥さん。

そこが一番問題なんだなぁ・・・・・・・・

ボケ叔父さんの奥さんの「おしっこくさい」発言から
弟さんの奥さんから「気がついた時着替えさせてあげな」との一言も
ボケ叔父さんが病気でボケてるって真実を理解できてないボケ叔父さんの奥さんには
判りづらいと思ったのか
弟さんが「毎日パンツ着替えさせてあげて」と言ったんで
その頼みは聞き入れてくれているものと思ったのだが
アンモニア臭プンプンでウチに来た叔父さん(涙)

見れば

昨日(金曜日)会った時と同じ服装

とゆうか

水曜日ウチでお風呂に入らせて着換えさせたそのままの服装。

4日間着替えていない・・・・・・・・・・・・・・。(涙)

仕方なしに着替えを持って1階工場に持って降りて着替えるよう促したのだが
工場にある和室に入ったっきり10分位経っても出てきやしない
水曜日、ウチで風呂に入った際穿かせた紙おむつのままでいるから
アンモニア臭が酷かったのだと思っていたのだが
長い時間かけて着替えてきたという叔父の姿を見れば

手に持った着替えた服の中に紙おむつは無く・・・・・・・・・

そう、着替えさせてもらったのか普通のパンツを穿いていたのだが
ズボンはそのままだったのでアンモニア臭プンプンだったのだ(涙)
しかもすべて着替えて来るようシャツから何から渡したのにもかかわらず
肌着はそのままその上から開襟シャツを着ているのだが
ボタンが一つズレているし
その開襟シャツが濡れている!!!

「なんで濡れてんの!」
「え?」

着替え中に失禁した模様(涙)

え?和室にお洩らし?!

慌てて和室に上がったがシャツにだけ洩らしただけに留まったようだが
本人洩らしたことすら判っていない
私が言うことを理解できない

「今すぐ和室から出て!」と言ってもわからない(涙)

そのまま自分が履き替えている靴下を履くことに夢中。

「靴下は外で履いて、ここから出て」と何度も言って和室から出させたのだが
自分がしている今現在のことしか頭に入らないのだな

開襟シャツを脱がせ
水曜日から着たっきりの肌着も脱がせ
新しい肌着を着せ
靴下を履き直させる。
靴もかかとを踏んだまま履いているのでしっかり履き直させる

この間20分程かかる

濡れていた開襟シャツの原因が自分の失禁だと判らずにいた叔父に
開襟シャツの臭いを嗅がせてみると、顔を歪めた

「臭い!!!」
(尿は出してすぐには無臭なのだがしばらく経つとアンモニア臭がキツクなるのだ)

「(叔父さんは)気がついてなかったけどおしっこ溢してたんやで」

これには理解できたようだった。

着ていた服を入れた袋も臭いを嗅がせてみる

「くっさ~!(涙)」事態がようやく理解できた模様。
(洩らしたばかりの新しい開襟シャツより4日間履いてた服の方が猛烈に臭いのだ!)

「おっちゃんな、毎日こんな服着てウチに来てたんやで」
「こんな臭いして来る人のこと誰が『よう来たな』って迎えてくれる?」
「友達と会ってこんな臭いしてる人が来たらどう思う?」
「こんな臭いするの私に毎回、洗わせててんで、わかるか?」

「ごめん・・・・・・・・・・ていうより
 申し訳なかった」

ボケ叔父さんがそう言ったのだ

どうかなぁ・・・・・・・・・・・

明日もちゃんと運動しにお出でやと言ったけど
来れるんかなぁ

病気やからすぐに忘れてしまうんかなぁ

かすかな期待を持って明日を待ってみよう。